§.野菜について知ろう! §.野菜の作り方を知ろう! §.野菜を使ったレシピ特集 日本野菜ソムリエ協会 会員ID:0800787 |
庭やベランダで園芸を楽しみたいけれど、「種から花を咲かせるのは難しそう」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
花の種から育てるには、植え方や育て方に気をつけなければいけませんが、立派に成長していく姿を見るのは何ともいえない感動を覚えるはずです。こちらでは、基本的な種まきのポイントについてご紹介します。
花の種類によって発芽適温は異なりますが、種をまく時期は、発芽適温に合わせる必要があります。
発芽適温よりも低い温度では芽が出ないケースが多いですが、少々温度が高い状態なら発芽しやすいでしょう。
種まきの時期として、主に春まきと秋まきがあります。
春は比較的発芽適温時期が長く、梅雨明けまで可能です。苗を育てやすいので、初心者の方は春まきから始めてみるといいでしょう。反対に秋まきの場合、発芽適温時期は短く、早すぎると暑さに耐えられず、少しでも遅れてしまうと寒さで発芽しにくくなることがあります。
花の種のまき方は種の大きさによって異なります。ひまわりや朝顔など大粒の種は、一定の間隔でくぼみを作り、そのくぼみに種をまいていく点まきという方法が適しています。小粒から中粒ぐらいの大きさの種は、土に作った溝の中に種をまいていく筋まきをします。
そして、細粒の種は、土の上からまんべんなく種をまいていくばらまきという方法を用います。
かぶせる土の量は、大粒では種の3倍ぐらい、中粒の種は2倍、細粒にはかぶせません。
一般的に行われているのは、床まきや箱まきという方法です。種まき用の床や平鉢などに種をまき、発芽したらポリポットや鉢に移植する方法です。また、花壇やプランターなど、花を育てる場所に直接種をまく直まきという方法がありますが、こちらは、移植を苦手としている種類に適しています。発芽しやすい花も、直まきして後で間引きをすると手間がかかりません。
ポリポットまきも移植が苦手な花に向いています。発芽後も追肥して育て、育ったところで移植します。