§.野菜について知ろう! §.野菜の作り方を知ろう! §.野菜を使ったレシピ特集 日本野菜ソムリエ協会 会員ID:0800787 |
野菜を育てる際に、連作障害を気にされる方は多いのではないでしょうか。連作は同じ場所で同じ野菜を育てることを言いますが、連作することで野菜に悪影響を与えてしまうことがあります。こちらでは覚えておきたい連作障害の基礎知識を紹介しています。
野菜の種類は数多くありますので、連作を防ぐのであれば野菜の科目について覚えておく必要があります。
一例としてナスはナス科に分類され、じゃがいもやトマト、ピーマンや唐辛子もナス科に分類されます。
キュウリはウリ科に分類され、にがうりやかぼちゃ、ヘチマやスイカもウリ科に分類されます。
野菜の種類が違う場合でも、科目が一緒であれば連作障害が発生する可能性がありますので、野菜を作る際は注意が必要です。
ベランダなどの小さな面積で家庭菜園を楽しんでいる方は多いですが、面積が小さければ連作障害の影響で野菜を育てることが難しくなります。家庭菜園を行う場合は連作対策として、接木苗の活用や輪作をする方法があります。接木苗は病原菌や病害虫に対して強くなっているので連作対策としておすすめですし、野菜を植える部分をいくつかブロックに分けて、栽培する時期を変更しながら行う輪作も連作対策となります。
また有機物である堆肥や腐葉土を混ぜることで土壌に含まれる微生物の栄養となるだけでなく、様々な生物が育ちやすい環境へと整え、病原菌や病害虫に対して強い状態にしてくれます。野菜作りを楽しむためには連作について理解しておくことも重要となりますし、種や肥料にもこだわることが大切です。