§.野菜について知ろう! §.野菜の作り方を知ろう! §.野菜を使ったレシピ特集 日本野菜ソムリエ協会 会員ID:0800787 |
家庭菜園をしている方で野菜や花の種を多めに購入したり、友人からプレゼントされたりして使い切れず、余ってしまうという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。その種を捨ててしまおうか悩む方も多いと思いますが、ちょっとした手間をかけるだけで来年・再来年と十分に活用していくことができますので、ぜひ保存しておくことをおすすめします。種を上手に保存するためにはコツがありますのでご紹介いたします。
種は湿気が苦手です。そのため乾燥した環境で保存をするのが第一のコツといえます。保存する種を茶封筒などに移したら、茶筒やビンなど密封性に優れた容器に入れて保存しましょう。この中に乾燥剤などを入れておくとより効果的です。
このとき、シリカゲルと呼ばれる乾燥剤を使用するのが一般的です。シリカゲルとは、お菓子などによく入っている乾燥剤のことをいいます。乾燥剤がない場合は、乾燥した穀物や粉ミルクで代用可能です。
種は光や高温な場所も苦手な傾向にありますので、光が入らず低温の冷蔵庫に保存するのも有効的な方法です。
このとき冷凍室や野菜室ではなく冷蔵室で保存するところがポイントです。冷凍庫だと、万が一種の内部に水分が残っていた場合、結晶化して細胞構造を壊してしまい、種の寿命を大きく縮めてしまいます。
野菜室には種の寿命を縮めてしまうエチレンが出やすいため、冷蔵室が適切というわけです。
種の寿命が短過ぎ、ご紹介した保存方法が適さない種類もありますのでご注意ください。