【品種の特性と使い分け】
●11月~12月の年内どりには…早生種『CR京の春』
『CR京の春』は播種後60日で収穫始めとなる品種で、おもに11月~12月の年内どりに適しています。
早期収穫を目標とする場合におすすめの品種です。播種適期は8月下旬~ 9月下旬です。 花蕾の色は早生種の中では青みがあり、しまりがあって形状がよいのが特長です。花蕾近くの小葉が小さいため、収穫調整のしやすい品種です。
●12月~2月どりには…中生種『CR花かんざし』
『CR花かんざし』は播種後約90日で収穫始めとなる中生品種です。
花蕾の品質と形状においてとても優れた品種です。播種適期は9月上旬~10月上旬で、おもに12月~2月取りの作型に適しています。花蕾の色は青みがあり、しまりがあって形状がよいのが特長です。特に花蕾の頂部が平らに揃うため、束にした時の見栄えがよい品種です。非常に作りやすく、栽培時期から考えても初めて花菜を栽培される方におすすめです。
●1月~3月どりには…中晩生種『CR華の舞』、『CR京晴』
『CR華の舞』、『CR京晴』は播種後約100日で収穫始めとなる中晩生品種です。
花蕾の色の濃さと収量性の高さを重視する場合におすすめできる品種です。播種適期は9月上旬~10月上旬で、おもに1月~3月取りの作型に適しています。特に 『CR華の舞』 は生育が旺盛で側枝の発生が多い品種ですので、 株間は40~45cmとやや広めにします。花蕾はしまりがよく、 色の濃さでは弊社品種の中でも一番濃い品種です。
『CR京晴』は花蕾の形状や色は『CR花かんざし』に似ており、ボリュームのある花蕾を多く収穫することが出来ます。
●3月~4月どりには…晩生種『CR花まつり』、『花ぐるま』
『CR花まつり』、『花ぐるま』は播種後約110~120日で収穫始めとなる晩生品種です。
3 ~ 4月の価格の高い端境期での収穫を目指す場合に向いている品種です。播種適期は9月下旬~10月下旬です。『CR花まつり』は花蕾の形状や色は『CR花 かんざし』に似ており、品質のよい花蕾が多く収穫できる品種です。
『花ぐるま』は花蕾の粒はやや大きいものの、側枝の発生が多いので収量性に優れた品種です。
※価格は2020年秋用より変更となっておりますのでご了承くださいませ