【特長】
1. べと病R-1~19に抵抗性がある。
2. 低温伸長性がある。
3. 葉は極濃緑色、平滑で葉先がややとがり、浅く欠刻が入る。
4. 立性で収穫作業性に優れる。
5. 葉枚数が多く、収量性が高い。
★適応性
特に高冷地・冷涼地の9月下旬~10月上旬まき、一般地、暖地の10月中旬~12月上旬まきに適しています。
また、土壌適応性が広く、火山灰土から水田裏作まで、幅広く栽培できます。
★圃場準備・土づくり
完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ栽培の基本です。
連作障害を回避し、排水性、保水性を高め、良品多収を目指すために、良質な土づくりを普段から心がけます。
★播種
条間15~20cm、株間3~6cmのすじまきにします。
水田裏作や排水不良の圃場では、明渠(めいきょ)を作るなど排水対策をしっかり行い、高畝にしてください。
播種後は、発芽まで過度の乾燥を避けるため、十分に灌水を行います。
露地で灌水設備がない場合、発芽までの水分を確保するため、しっかり鎮圧してください。
気温が下がってからの冬まきは、播種後にビニールトンネルや不織布のべたがけで、地温の確保に努めます。
★栽培管理
通常の秋まき品種と同様に管理します。
特に生育に水を要する品種ではないため、ハウス栽培では、乾き過ぎない程度の灌水で十分です。
暖地を除き厳寒期は、パンチフィルムなどの被覆栽培をおすすめしますが、被覆後の生育が早めの品種のため、生育を確認しながら適宜、換気を行います。
★病害虫防除
秋口はシロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になります。
いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底します。
秋から春は、ホウレンソウケナガコナダニが出やすい季節です。
近年はハウスのみならず、露地圃場でも発生が見られます。
症状に気付いてから防除しても手遅れの場合がほとんどです。
出荷に大きな影響を及ぼすことになるので、必ず生育初期から予防的な防除を徹底してください。
また、この時期は、べと病も発生しやすい季節です。
「スーパーセーブ」は、多くのレースに対応していますが、決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な換気、
過度な密植を避けるなど、耕種的防除も行ってください。
★収穫
適期を逃さず収穫します。特に2月下旬以降は、気温の上昇と共に生育が早くなります。
この時期の収穫を予定する場合は、計画的に作付けし、とり遅れに注意してください。
★べと病に関する注意
※近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。
いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。
品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心がけてください。