■特長
アバシタイプの交配種。大型の果は濃緑で光沢があります。
在来アバシと比較して雌花着生率が高い豊産型で、果実は大きいもので果長32㎝、果径8㎝、果重800gになります。
なれ疲れしにくく、ハウス、露地栽培に兼用でき、長期収穫が可能の品種です。
■栽培ポイント
・好高温植物のため播種から収穫まで温度(18℃~30℃)を保つ事が重要。(発芽温度約30℃)
・硬実種子のため、種子先端部を少し割り5時間ほど浸水処理をした後にポットへ3cmの深さに直播する。
・後期のバテが早くなり収量に影響するため必ず本葉2~3枚の若苗を定植するように努める。
・元肥は10あたり N-24kg Pー32kg K-24kg とし、酸性土壌ではPH-5.5~7の範囲に矯正する。
・ネットを張りうね幅1.5mの1条植え、長期取りの場合は株間3mとし短期取りでは株間2mの間隔で定植する。
・親ヅルが1m程に伸びたら摘心を行い子ヅル5~6本仕立てとし、隣の株とツルの先端が触れるようになって
着果をスタートさせる。
その後、葉が込み合ったところは、採光を良くするため適葉し、極端に土壌を乾燥させないようにする。
・追肥は草勢を見ながら行うが、第1果肥大期より液肥500倍液を1~2週間の間隔で施す。連作栽培はフザリウム菌による
ツル割れ病などの障害が発生しやすくなるが、接木苗を使用する事によって回避できる。
