【特長】
つくりやすく、たくさんとれる人気のミニトマトです。
果実は1花房当り30~50果ほどつき、粒の大きさや甘さがしっかりとそろいます。
ToMV(Tm-2ヘテロ)、萎凋病、斑点病に対して抵抗性があり、サツマイモネコブセンチュウにも強いです。
病気に強いので低農薬栽培ができます。
【栽培環境・土づくり】
日当たり、水はけ、風通しのよい畑で栽培します。
植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰150g、1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料80gを目安として施します。
水はけの悪い畑では高うねにします。
うね間180cm、株間50cm(プランターでは35cm)を標準として畑を作ります。
【タネまき・植えつけ】
清潔な培養土を用いてセルトレイや育苗箱にタネまきします。
本葉が2~3枚になるまでに、3.5~4号(10.5~12cm)ポリ鉢へ植え替えます。
植えつけは第1花開花ごろを基本とし、極端な若苗では植えつけないようにします。
トマトの花房は同一方向に着生するので、通路に花房が向くように植えます。
【管理のポイント】
各節から出てくるわき芽は早めに手でかきとり、主枝だけを1本伸ばすように管理します。
マルチや敷きワラは土壌の乾燥防止と雑草対策に効果があります。
水やりは、植えつけ時に株元へたっぷり与えますが、活着後は控えます。
乾きやすい畑では第3段開花ごろを目安に水やりを始めますが、水もちのよい畑では水やりは必要ありません。
追肥は、第4段開花ごろに第1回目を行い、その後は株の様子を見ながら20日おきを目安に行います。
【病害虫・生理障害】
連作をすると病害の発生が多くなるので、トマトだけでなくナス、ピーマン、ジャガイモなどのナス科作物は続けて栽培しないようにします。
アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。
窒素肥料が多いと、茎葉が過繁茂となって風通しが悪くなり、病虫害の発生が多くなるだけでなく、着果不良や尻腐れなどの生理障害の原因にもなります。
【収穫・保存・利用】
開花後35日程度で色づきます。裂果に注意して収穫します。
普通の栽培で糖度8度以上、水分を抑えた栽培では10度を超えることもあり、糖度が高く味のよいミニトマトに育ちます。
サラダなどに利用します。